明治学院創立150周年・記念事業と募金のお願い
明治学院創立150周年記念事業
1.「明治学院150年史」刊行
過去の明治学院史になかった新しい視点を盛り込んだ『150年史』の刊行を目指して、すでに数年前より編集委員会が準備を進めています。
2.一貫教育体制および生涯学習環境の整備
明治学院の総力を結集して時代の要請に応える教育を推進するため、中学校・高校(2校)・大学の一貫教育の体制の整備強化を進めています。現在、大学の先生が高等学校で授業を行う、あるいは高校生が大学の授業に参加するなど、明治学院各学校の交流がすでに始まっています。2011年3月に公表された「明治学院一貫教育宣言」を基盤とした、中・高・大の一貫教育体制を確立して、明治学院のキリスト教主義教育を深く理解した学生・生徒の育成を目指します。心理学部教育発達学科(2010年度設置)のスタートにより、小学校教育まで踏み込んだ成果が期待されます。
また、大学では「ヘボンみらい塾」など、生涯学習を旨とする講座が開講されています。これらの社会に開かれた講座をさらに発展させ、中学校・高校・大学の卒業生や地域住民をはじめとする多くの方々に学習の機会を提供します。
3.『21世紀ヘボンプロジェクト』

大学では創立150周年にあたり、中長期計画「21世紀ヘボンプロジェクト」を策定しました。‘Do for Others’(他者への貢献)を旨とするこのプロジェクトは、次の3つを柱とします。
- 教学改革と教育環境の整備・拡充
2010年4月スタートした心理学部教育発達学科は明治学院初の教育系学科です。さらに英語で授業を行う国際学部国際キャリア学科が2011年4月に創設され、教育環境の再整備が行われています。 - 語学教育の強化と国際交流の活性化
留学に必要なTOEFL特訓講座開講によりすでに成果をあげておりますが、留学生寮整備や横浜キャンパスでのインターナショナルラウンジ開設など、ハード面からも国際交流の一層の活性化に努めています。 - 一貫教育の推進と地域社会への貢献
教育の理念‘Do for Others’実現の側面から、中学・高校・大学の一貫教育の強化に着手しています。
また、卒業生に生涯教育「ヘボン塾校友講座」を開講し、地域社会の方々を対象とする港区チャレンジ・コミュニティ大学、藤村ゆかりの長野県小諸市との連携事業も継続中です。世代を問わず学ぶ者の意欲を刺激する個性あふれる大学を目指しています。
4.高等学校校舎改築
キリスト教に基づく人間教育の実現を目ざして、カリキュラムの内容を刷新しつつ、21世紀にふさわしい高校校舎の改築をすすめていきます。
現在の高校校舎は、新館を除きいずれも竣工後30年以上を経過しており、改築の必要に迫られつつあります。卒業生にとっては懐かしい学び舎ですが、21世紀を迎え、新しいコンセプトを具現化した新たな教育環境が求められています。
そのために、多種多様なカリキュラムに対応する教室、コンピュータなどの情報科学習の専門教室、教養を深めるための図書室や授業での理解を一歩進める学習室、生徒の福利厚生を担う食堂やラウンジなど、新しい教育空間を現在構想しています。
25年を経た体育館も、より運動しやすい機能性を追求した改築を構想しています。
21世紀を担う明治学院高校生をハードの面からサポートし、新しい時代をリードする若人を育成します。
5.白金キャンパスグランドデザインの策定
1886年、東京一致神学校、東京一致英和学校を合併し、明治学院の創設が決定しました(翌年認可)。同時にこの年、白金(玉縄台)が新たに校地に定められました。以来120年以上、明治学院は白金の地に根ざして、多くの卒業生を送り出してきました。
現在は、明治学院大学、明治学院高校の校舎、体育館、福利厚生施設などが建ち並びますが、時代の変化に対応した整備ができるよう長期的展望に立ったグランドデザインの策定が求められています。大学の学科新設に伴う施設整備、高等学校校舎の改築も、このグランドデザイン策定の一環に加えられています。
6.東村山キャンパスの整備
<中学棟・チャペルの改築>
ヘボン塾からちょうど100年―。1963年、東村山の地に明治学院東村山高等学校は開設しました。現在の中学棟は、この年に建設されています。また、1966年に明治学院中学校が白金から移転し、3年後の1970年、チャペルが竣工しました。
その後、耐震補強工事等を行い、安全性に問題はありませんが、中学棟、チャペルとも改築・整備が望まれています。
2010年度、新しいカリキュラム「新・学習プログラム」がスタートしました。このカリキュラムを機能性の面からバックアップする教育環境として、中学棟の改築を検討します。
また、毎朝の礼拝をはじめ、特別礼拝を行うチャペルは、明治学院のキリスト教主義教育を実現し、その伝統を守る場として整備が求められています。
<キャンパス外構工事>
東村山キャンパス内の武蔵野自然林には、オナガ、ムクドリ、カワセミなどが訪れます。緑に恵まれたこのキャンパスに、野鳥のさえずるビオトープ(生息空間)を構築して豊かな人間性を育む環境を目指します。
また、グラウンドを人工芝化して土埃を抑え、天候に左右されにくくします。体育の授業や課外活動のみならず、休み時間などでも生徒たちの溌溂とした姿が見られるようになるでしょう。
ホームカミングの際には、鮮やかに目に映える緑をご覧いただけるよう計画を進めていきます。
7.奨学金制度の充実
2008年の深刻な経済不況により開始した緊急奨学金の年間ファンドの一部を恒常的に繰入れ、学業優秀者への奨学金増額をすると同時に、従来の経済支援目的の「学業支援奨学金」を拡充し、「ヘボン給付奨学金」として、支援内容および支援総額の充実を図りました。2011年度秋学期から実施いたします。
この予定を前倒しし、東日本大震災または福島原発事故に起因して家計が急変した方を対象とした「ヘボン給付奨学金特別措置(東日本大震災特別対応)」の募集を5月に行い、12名に支給しました。奨学金以外にも、授業料減免措置として「東日本大震災・長野県北部地震被災者 学費減免特別措置」も実施したところ、73名の対象者が決定しました。これは、大震災の影響を受けた災害救助法適用地域(東京都を除く)出身または適用地域周辺で同等に被災した在学生に対して、本学での学業継続を目的に急遽設置し、募集を開始した特別な減免措置です。
また、明治学院高等学校、明治学院中学校・東村山高等学校でも、経済的理由により学業継続が困難な生徒のために授業料を軽減する独自の奨学金制度を設けています。
今後は中学校・高校・大学とも奨学金制度をさらに新設、拡充する予定です。先を読むことが難しい現代。明治学院の学生・生徒の学習環境を保障することには、大きな意味があります。
8.スポーツ・文化活動の奨励
2009年度をもって活動を終了した明治学院バッハ・アカデミーは、港区芸術活動助成事業に指定されるなど、高い評価を得ました。また2009年10月、多くの方々のご協力により設置された白金校舎礼拝堂(チャペル)のパイプオルガンによるコンサートは、新聞等のメディアの取材を受けています。
明治学院高校では、軟式野球部が東京都大会優勝(2008年度春季)、ブラスバンド部が都高校吹奏楽コンクール金賞受賞(2009年度)、写真部が二年連続して都代表として全国大会に出展するなど、クラブが活躍しています。
また、明治学院中学校・東村山高校では、ハンドベル部のように音楽ボランティア活動、教会での演奏奉仕などの幅広い校外活動のほか、全国合奏コンクール、こども音楽コンクールなどで優秀賞・優良賞を受賞したり、美術部のように学展・全日本学生美術展で表彰されるクラブなどがあります。
一方、明治学院大学では2005年、「明学スポーツを強くするプロジェクト」(通称「スポーツプロジェクト」)を立ち上げ、みんなが応援できる野球部、ラグビー部、サッカー部、アメリカンフットボール部、チアリーディング部等の活動を強力にバックアップしています。
150周年事業では、これらのスポーツ・文化活動をさらに充実させ、卒業生をはじめとする多くの方々に明治学院の存在をより身近に感じていただくことを目標のひとつとしています。
9.国際交流の強化
明治学院大学では、カリフォルニア大学等世界26大学からの100名以上の交換留学生と約130名の正規留学生が学んでいます。大学国際交流センターではバディ制度などを通じて、留学生と日本の学生の交流を推進しています。
明治学院高校では、韓国の京花(キョンガ)女子高校と交流しており、また、総合学習の一環として、アメリカ・ホームステイプログラムを実施しています。
明治学院中学校・東村山高校では、毎年海外でサマーキャンプを実施し、生徒たちは語学を学ぶだけでなく精神的にも逞しく成長しています。
国籍を越えた友情を育みながら異文化を学ぶことは、21世紀を担う人間の育成には欠かせません。これらの国際交流が円滑に進むように手厚い支援を講じ、国際交流に関わる事業全般にわたって実りある奨励策を整えます。
- 関連リンク集
- 東村山中高<国際交流>
10.日本近代音楽館の維持と一般公開
2011年5月、明治学院大学図書館付属日本近代音楽館が開館しました。2010年7月、日本近代音楽財団より50万点にのぼる資料が明治学院大学図書館に寄贈され、約1年の準備期間を経て一般公開に至りました。日本の近代・現代音楽を対象とする専門資料館として、明治以降の日本の洋楽に関する資(史)料を蒐集、保存し、公開していきます。所蔵資料は、山田耕筰、橋本國彦、芥川也寸志、武満徹をはじめとする作曲家の自筆譜や初版譜、安川加壽子、岩城宏之等演奏家の活動記録、研究・評論家の原稿、蔵書などに加え、音楽書、雑誌、録音資料や国内演奏会のプログラム等、大変貴重な文化遺産です。





